orthodontic 小児矯正歯科

志紀ファミリー歯科は、大阪府八尾市志紀町にある歯科医院です。JR関西本線「志紀駅」から徒歩1分、土曜日も診療しているため、平日はお仕事・学校でお忙しいご家庭にも通っていただきやすい環境を整えています。

お子さまの歯並びは、あごの成長とともに日々変化していきます。成長期にしかできない治療があるため、「気になり始めたとき」がご相談のタイミングです。このページでは、矯正を始める年齢の目安、Ⅰ期治療とⅡ期治療の違い、当院で扱う2つの治療法、出っ歯・受け口・八重歯などの歯並びのタイプごとの解説、そして費用・期間・リスクまで、保護者の方が知りたい情報をまとめました。

お子さまのお口、こんなサインはありませんか

  • 前歯がガタガタに重なっている
  • 上の前歯が前に出ている(出っ歯)
  • 下の前歯が上より前に出ている(受け口)
  • 口をポカンと開けていることが多い
  • いびきをかく・寝ているとき口が開いている
  • 食べるときにくちゃくちゃ音がする
  • 飲み込むときに舌が前に出る
  • 指しゃぶりが5歳を過ぎても続いている
  • 永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けない
  • 乳歯がすでにびっしり並んでいて隙間がない
  • 上下の前歯が噛み合わず隙間が空く
  • 発音が聞き取りにくいことがある

3つ以上当てはまる場合は、一度ご相談ください。
すぐに治療を始めるとは限りません。「今は経過を見る」という判断も、大切な診断のひとつです。

なぜ子どものうちに矯正するのか

大人の矯正が「並んでいる歯を動かして整える」治療であるのに対し、子どもの矯正は「あごの成長を利用して、歯が並ぶスペースそのものをつくる」治療ができます。これは成長期にしかできないアプローチです。

大人になってから矯正を始めると、治療期間が長くなったり、スペースを確保するために抜歯が必要になったり、骨格のズレが大きい場合には外科的な処置が検討されることもあります。お子さまの時期に取り組むことで、そうした選択肢を減らせる可能性があります。

Merit 01

抜歯の可能性を減らせる

あごが成長する時期に横幅を広げることで、永久歯が並ぶスペースを確保しやすくなります。将来的に健康な歯を抜かずに済む可能性が高まります。

Merit 02

お口の悪い癖を改善できる

口呼吸・舌の癖・指しゃぶりなどは、歯並びを乱す原因になります。成長期に癖そのものを整えることで、後戻りしにくい状態を目指せます。

Merit 03

虫歯・歯周病のリスクを下げる

歯並びが整うと歯ブラシが届きやすくなり、汚れが溜まりにくくなります。将来にわたって歯を守るうえでの土台になります。

すべてのお子さまに早期の矯正が必要というわけではありません。歯並びのタイプによっては、永久歯が生えそろってから治療したほうが効率的なケースもあります。当院では検査結果をもとに、「いま始めるべきか」「いつまで待てるか」を含めてご説明します。

矯正を始める最適なタイミング

お子さまの歯列矯正は、小学校入学前から小学3年生頃に始めるのが理想的です。この時期は顎の成長がまだ活発で、矯正治療の効果をより効果的に引き出すことができます。「大人の歯が生える前に矯正を始めるのは早すぎるのでは?」と心配される保護者の方もいらっしゃいますが、このタイミングだからこそ行える治療方法があります。

Stage 01

3〜5歳

乳歯列期

受け口や指しゃぶり、口呼吸などの癖に気づける時期。お口の周りの筋肉を整える予防的なアプローチが中心です。

Stage 02

6〜9歳

混合歯列期前半/最も適した時期

前歯と6歳臼歯が生え変わる時期。あごの成長を利用してスペースを確保できる、最も効果を出しやすいタイミングです。

Stage 03

10〜12歳

混合歯列期後半

奥歯の生え変わりが進む時期。まだ成長を利用できますが、Ⅰ期治療で対応できる範囲は徐々に狭くなります。

Stage 04

12歳以降

永久歯列期

永久歯が生えそろった段階。歯を並べるⅡ期治療(本格矯正)が中心となり、大人と同じ方法で治療します。

受け口(反対咬合)は、比較的早い時期からの対応が検討されることが多い歯並びです。年齢の目安はあくまで一般的なもので、実際の開始時期は歯の生え変わりの進み具合や骨格の状態によって判断します。

Ⅰ期治療とⅡ期治療の違い

小児矯正は、目的の異なる2つの段階に分けて考えます。それぞれの役割を知っておくと、治療計画のご説明が理解しやすくなります。

Ⅰ期治療(早期治療)Ⅱ期治療(本格矯正)
対象時期おおよそ3〜12歳(乳歯〜混合歯列期)おおよそ12歳以降(永久歯が生えそろってから)
目的あごの成長誘導と、歯が並ぶスペースの確保。お口の機能・癖の改善。一本一本の歯を動かし、噛み合わせと歯並びを最終的に整える。
主な装置取り外し式の装置(プレオルソ、小児用マウスピース型装置など)マウスピース型矯正装置、ワイヤー矯正など
期間の目安約1〜3年(成長に合わせて経過観察を含む)約1〜2年半+保定期間
メリット抜歯の可能性を減らせる。取り外せるため負担が少ない。細かな歯並びまで確実に整えられる。
注意点Ⅰ期だけで完了せず、Ⅱ期治療が必要になる場合があります。装着時間を守れないと効果が出にくくなります。抜歯が必要になる場合があります。装置により見た目や発音に影響が出ることがあります。

Ⅰ期治療を行うことで、Ⅱ期治療が不要になるお子さまもいれば、Ⅱ期治療が必要になるお子さまもいます。ただしⅠ期治療で土台が整っていると、Ⅱ期治療の期間が短くなったり、抜歯を回避できたりする可能性があります。

当院の2つの治療法

お子さまの歯並びを治す方法は、大きく分けて2つあります。ひとつは筋肉を整えたり上あごの成長を促すことで自然な発育をサポートする方法、もうひとつはマウスピース型の矯正装置を使用し、長時間の装着を行う治療法です。それぞれに特徴がありますので、順にご説明します。

プレオルソ(予防矯正)|3〜10歳

お口の周りには、頬・くちびる・舌など、たくさんの筋肉があります。これらの筋肉が弱かったり、力が正しい方向に働いていなかったりすると、歯並びや上下のあごのバランスが崩れ、歯並びの問題や「お口ポカン(口呼吸)」の原因となることがあります。

矯正治療を行った後でも、これらの筋肉のバランスが崩れたままだと、治療がうまく進まなかったり、せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまう(後戻り)こともあります。プレオルソは、やわらかい素材でできた取り外し式の装置で、筋肉のバランスを整えながら、あごの正しい成長を促すことを目的としています。

こんなお子さまに
適応の目安

年齢3〜10歳ごろ
状態口がポカンと開いている/口呼吸/舌の位置が低い/前歯の噛み合わせが浅い・深い
目的お口周りの筋機能を整え、あごの正常な成長を促す

装着のしかた
ご家庭での協力

時間日中1時間程度+就寝中が一般的な目安です
特徴やわらかい素材で、学校に持って行く必要がありません
ポイント効果は装着時間に左右されます。ご家庭での声かけが治療の一部になります
プレオルソ
プレオルソ

マウスピース型矯正装置(小児用)|6〜10歳

小さな歯にもぴったりフィットし、これから生えてくる永久歯のスペースを確保できるように設計された、オーダーメイドのマウスピース型矯正装置です。従来のワイヤー矯正と異なり、あごの大きさを広げながら歯並びを整えることができ、「あごを広げてから歯並びを整える」という二段階のステップを踏む必要がないため、治療期間を気にされる方にもご検討いただきやすい方法です。

また装置が透明で取り外しもできるため、食事や歯みがきも普段どおり行っていただけます。装置は治療計画に沿って段階的に交換していきます。

こんなお子さまに
適応の目安

年齢6〜10歳ごろ(前歯が永久歯に生え変わり始めた時期)
状態永久歯が並ぶスペースが足りない/前歯のガタつき/あごの幅が狭い
目的あごの幅を広げつつ、前歯の並びも同時に整える

装着のしかた
ご家庭での協力

時間1日の装着時間の目安は治療計画によって異なります(長時間の装着が必要です)
特徴透明で目立ちにくく、取り外して歯みがきができます
ポイント紛失・破損に注意が必要です。ケースでの保管を習慣づけましょう
マウスピース型矯正装置(小児用)

2つの治療法の比較

プレオルソマウスピース型矯正装置(小児用)
対象年齢3〜10歳6〜10歳
主な目的お口の筋機能の改善・成長誘導あごの拡大+歯列の配列
装置やわらかい既製サイズの装置お一人ごとに設計するオーダーメイド装置
装着時間日中1時間程度+就寝中長時間の装着が必要
見た目取り外し式(自宅中心)透明で目立ちにくい
向いている方まずは癖の改善から始めたい/年齢が低いスペース不足があり、歯列も同時に整えたい

歯並びの種類(不正咬合)8タイプ

歯並びや噛み合わせが乱れた状態を「不正咬合」といいます。代表的なものには出っ歯や受け口、八重歯などがあります。不正咬合は見た目に影響を与えるだけでなく、将来の歯の寿命に大きく影響します。虫歯や歯周病のリスクも高めるため、放置せず早期の対応が大切です。

タイプどんな状態か主な原因放置した場合に起こりうること
上顎前突
(出っ歯)
上の前歯が前方に突き出している状態。指しゃぶり、口呼吸、下あごの成長不足、遺伝的な骨格。転倒時に前歯を破折しやすい。くちびるが閉じにくく口が乾き、虫歯・歯肉炎のリスクが上がる。
下顎前突
(受け口・反対咬合)
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態。下あごの過成長、上あごの成長不足、舌の位置の癖、遺伝的な骨格。成長とともにズレが大きくなりやすく、発音や食事に影響。年齢が上がると外科的処置が検討される場合も。
叢生
(そうせい・八重歯・乱杭歯)
歯が重なり合ってデコボコに並んでいる状態。あごの大きさに対して歯が大きい、乳歯が早く抜けた/抜けずに残った。歯ブラシが届かず虫歯・歯周病になりやすい。八重歯部分の歯ぐきが下がりやすい。
開咬
(かいこう)
奥歯を噛んでも上下の前歯が噛み合わず隙間が空く状態。指しゃぶり、舌を前に出す癖、口呼吸。前歯で食べ物を噛み切れない。奥歯に負担が集中し、奥歯の寿命が縮む。発音がしにくい。
過蓋咬合
(かがいこうごう)
噛んだときに上の前歯が下の前歯を深く覆いすぎている状態。下あごの成長不足、奥歯の高さの不足。下の前歯が上あごの歯ぐきに当たって傷つく。顎関節に負担がかかる。
交叉咬合
(こうさこうごう)
上下の歯の噛み合わせが左右どちらかでズレている状態。片側噛み、頬杖、あごの左右非対称な成長。顔の左右のバランスに影響することがある。顎関節への負担。
空隙歯列
(すきっ歯)
歯と歯の間に隙間が空いている状態。あごに対して歯が小さい、生まれつき歯の本数が少ない、舌で押す癖。隙間に食べ物が挟まりやすい。発音がもれる。見た目を気にするようになる。
正中離開・正中のズレ上下の前歯の中心が合っていない、または前歯の中央が離れている状態。上唇小帯の付着位置、片側の乳歯の早期喪失、噛み癖。噛み合わせのバランスが崩れ、特定の歯に負担が集中する。

乳歯の「すきっ歯」は心配いらないことが多いものです。 乳歯の段階で歯と歯の間に隙間があるのは、これから生えてくる大きな永久歯が並ぶスペースがある良い状態(発育空隙)です。逆に乳歯がぴったり隙間なく並んでいる場合、永久歯が並びきらない可能性があります。判断に迷われたら一度ご相談ください。

歯並びが乱れる5つの原因

歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。日常の習慣が積み重なって、あごの成長や歯の位置に影響していきます。原因を知っておくと、ご家庭でできることが見えてきます。

口呼吸(お口ポカン)

口を開けたままだと、舌が本来あるべき上あごの位置から下がり、上あごが横に広がる力が働きにくくなります。その結果、歯が並ぶスペースが不足しやすくなります。アレルギー性鼻炎や扁桃肥大が背景にある場合は、耳鼻咽喉科との連携が必要になることもあります。

舌の癖(舌突出癖)

飲み込むときや安静時に舌で前歯を押す癖があると、前歯が前方へ押し出され、開咬や上顎前突の原因になります。矯正装置で歯を並べても、癖が残っていると後戻りしやすくなります。

指しゃぶり・おしゃぶりの長期使用

3歳頃までの指しゃぶりは自然な行動ですが、4〜5歳を過ぎても続く場合は歯並びに影響することがあります。無理にやめさせるより、原因となる不安を取り除きながら段階的に減らしていく方法が推奨されます。

やわらかい食事中心の食生活

噛む回数が少ないと、あごの骨や筋肉への刺激が不足します。噛みごたえのある食材を意識的に取り入れることが、あごの成長を促します。

頬杖・うつぶせ寝・片側噛み

あごに継続的に片側からの力がかかると、成長のバランスが崩れて交叉咬合などにつながることがあります。日常の姿勢を見直すだけでも効果が期待できます。

治療の流れ

ご予約・初回カウンセリング

お電話またはWEBからご予約ください。お子さまの気になる点、保護者の方のご希望、これまでの経過などをお伺いします。この段階で「治療が必要かどうか」を無理に決める必要はありません。

精密検査

お口の中の診査、レントゲン撮影、写真撮影、歯型の採得などを行い、歯並び・骨格・生え変わりの状態を把握します。

診断結果のご説明

検査結果をもとに、現在の状態、治療の必要性、開始に適した時期、治療方法の選択肢、期間、費用、リスクをご説明します。ご不明な点は納得いただけるまでご質問ください。

装置の製作・装着

治療方針にご同意いただいたのち、装置を製作します。装着方法・お手入れの方法・装着時間について、お子さまご本人にも分かる言葉でご説明します。

定期チェック(Ⅰ期治療期間)

1〜2か月に1回程度ご来院いただき、装置の調整と歯の動き・あごの成長を確認します。あわせて虫歯のチェックとクリーニングも行います。

Ⅰ期治療の終了・経過観察

目標に到達したら装置を外し、永久歯の生え変わりを観察します。ここで治療が完了する場合もあれば、Ⅱ期治療へ移行する場合もあります。

Ⅱ期治療(必要な場合)

永久歯が生えそろった段階で、マウスピース型矯正装置やワイヤー矯正により最終的な歯並びを整えます。

保定(リテーナー)とメンテナンス

整えた歯並びが後戻りしないよう、保定装置を使用します。動的治療と同程度の期間、保定が必要とされています。その後も定期検診で経過を確認します。

費用・治療期間の目安

矯正歯科治療は、原則として公的医療保険が適用されない自由診療です。治療を始める前に、費用の総額と内訳、期間、リスクを必ずご説明し、ご同意をいただいたうえで進めます。表示価格はすべて税込です。

項目内容期間の目安費用(税込)
初回カウンセリングお口の状態の確認と、ご相談・ご説明約30〜60分保険内
精密検査・診断料レントゲン、写真、歯型採得、診断・治療計画のご説明2回のご来院無料
Ⅰ期治療|プレオルソ装置一式・調整料を含む約1〜2年9,900円(税込)
Ⅰ期治療|マウスピース型矯正装置装置一式・調整料を含む約1〜3年550,000円(税込)
調整料(毎回)定期チェック時の装置調整1〜2か月に1回なし
Ⅱ期治療(移行する場合)永久歯列の本格矯正。Ⅰ期治療費との差額調整の有無を明記します約1〜2年半20〜30万円
保定装置(リテーナー)後戻りを防ぐ装置。紛失・破損時の再製作費は別途治療期間と同程度11,000円(税込)

お支払いについて

デンタルローン(JACCS)もご利用いただけます

費用面が心配な方は、JACCS(ジャックス)のデンタルローンをご活用いただけます。JACCSが患者さまに代わって歯科医院へ治療費を立て替え払いし、患者さまはJACCSへ分割でお支払いいただく仕組みです。スマートフォン・タブレットからWebで申し込みができます。

医療費控除の対象になる場合があります

お子さまの歯並びや噛み合わせの改善を目的とした矯正治療は、医療費控除の対象となる場合があります。年間の医療費が一定額を超えると、確定申告により所得税の還付が受けられることがあります。詳しくは所轄の税務署または国税庁のホームページでご確認ください。

保険が適用されるケースについて

矯正歯科治療は原則自由診療ですが、厚生労働大臣が定める先天性疾患に起因する咬合異常や、前歯・小臼歯の永久歯が3歯以上生えてこない(埋伏歯)ケースなど、一定の条件に該当する場合は健康保険が適用されることがあります。該当の可能性がある場合は、検査のうえでご説明します。

矯正治療のリスク・副作用

矯正治療には、次のようなリスク・副作用があります。治療を検討される際は、メリットとあわせて必ずご確認ください。

項目内容
痛み・違和感装置の装着直後や調整後の数日間、歯が浮くような痛みや違和感が生じることがあります。個人差があります。
発音・食事のしにくさ装着に慣れるまで、発音がしにくくなったり、食事に時間がかかったりすることがあります。
虫歯・歯肉炎装置の周囲は汚れが溜まりやすく、清掃が不十分だと虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。
装着時間による効果の差取り外し式の装置は、決められた装着時間を守れないと計画どおりに進まず、期間が延びたり、目標に到達しないことがあります。
治療計画の変更成長の状況や生え変わりの経過によって、期間・装置・費用の見直しが必要になる場合があります。
Ⅱ期治療が必要になる場合Ⅰ期治療のみで完了せず、永久歯列での本格矯正が必要になる場合があります。
後戻り治療終了後、保定装置の使用が不十分だと歯並びが元に戻ることがあります。
歯根吸収・歯肉退縮まれに歯の根が短くなる、歯ぐきが下がるといった変化が生じることがあります。
顎関節の症状噛み合わせの変化に伴い、顎関節に音や違和感が出ることがあります。
装置の破損・紛失取り外し式装置は破損・紛失のリスクがあり、再製作には別途費用がかかる場合があります。
金属・樹脂アレルギーごくまれに、装置の材料によるアレルギー症状が生じることがあります。既往がある場合は事前にお知らせください。

治療の効果や進み方には個人差があり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。上記以外にも、お子さまの状態に応じたリスクをご説明したうえで治療を開始します。

矯正中の虫歯予防

せっかく歯並びを整えても、その間に虫歯ができてしまっては本末転倒です。矯正期間中は、いつも以上にお口のケアが大切になります。

装置を外して磨けることを活かす

取り外し式の装置は、外した状態で普段どおり歯みがきができるのが利点です。装置自体も毎日洗浄し、清潔に保ちましょう。熱湯での洗浄は変形の原因になるため避けてください。

仕上げみがきは小学校中学年ごろまで

お子さまだけでは、奥歯や歯と歯の間の汚れは落としきれません。矯正期間中は特に、保護者の方による仕上げみがきを続けていただくことをおすすめします。

通院のたびにチェックとクリーニングを

当院では矯正の調整時に、あわせて虫歯のチェックとクリーニング、必要に応じてフッ素塗布を行います。定期的にプロの目が入ることで、早期に対処できます。

間食の回数を意識する

装置を装着している時間が長いほど、間食の回数が虫歯リスクに直結します。時間を決めて食べる習慣づけが有効です。

よくあるご質問

子どもの矯正は何歳から始めるのがよいですか?

お口の周りの筋肉を整える予防的なアプローチは3歳ごろから、あごの成長を利用してスペースを確保する治療は6〜9歳ごろが目安です。ただし受け口(反対咬合)のように早めの対応が検討される歯並びもあります。「気になり始めたとき」が最初のご相談のタイミングと考えてください。

まだ乳歯なのですが、相談してもよいですか?

もちろんです。乳歯の段階でしか気づけないサイン(歯の隙間の有無、噛み合わせの向き、指しゃぶりや口呼吸の癖など)があります。ご相談の結果、「今は経過観察でよい」とお伝えすることも多くあります。

様子を見ていても大丈夫な歯並びはありますか?

あります。乳歯の時期に歯と歯の間に隙間があるのは、永久歯が並ぶスペースがある良い状態です。また、生え変わり直後の前歯が少し斜めに出てくるのも、その後自然に整うことがあります。一方で、受け口・開咬・交叉咬合などは自然に改善しにくい傾向があるため、早めの確認をおすすめします。

費用はどのくらいかかりますか?保険は使えますか?

矯正歯科治療は原則として自由診療(保険適用外)です。費用は治療方法と期間によって異なりますので、精密検査の結果をもとに総額と内訳をご提示します。なお、厚生労働大臣が定める先天性疾患に起因する咬合異常や、永久歯が3歯以上生えてこない場合などは保険が適用されることがあります。

矯正は痛くないですか?子どもが我慢できるか心配です。

装置の装着直後や調整後の数日間は、歯が浮くような感覚や痛みが出ることがあります。痛みの感じ方には個人差があり、まったく痛みがないとお約束することはできません。当院で扱う取り外し式の装置は、ワイヤー矯正と比べて負担が少ない傾向にあります。お子さまの様子を見ながら進めますので、つらい場合は遠慮なくお知らせください。

装置を学校に持って行く必要はありますか?

プレオルソは、日中1時間程度と就寝中の装着が一般的な目安のため、学校に持って行く必要はありません。マウスピース型矯正装置の場合は装着時間が長くなるため、治療計画によって取り扱いが異なります。お子さまの生活リズムに合わせてご相談ください。

子どもが装置を嫌がって使ってくれません。

取り外し式の装置は、装着時間が結果を左右します。まずは短い時間から慣らし、装着できた日をカレンダーに記録するなど、お子さま自身が達成感を持てる工夫が有効です。どうしても難しい場合は、装置の種類や開始時期の見直しも含めてご相談ください。無理に続けることが最善とは限りません。

子どものうちに矯正すれば、抜歯しなくて済みますか?

あごの成長を利用してスペースを確保することで、抜歯の可能性を減らせる場合があります。ただし、あごの大きさと歯の大きさのバランスによっては、成長を利用しても抜歯が必要になることもあります。抜歯の可能性については、精密検査の結果をもとに率直にお伝えします。

Ⅰ期治療だけで終わりますか?Ⅱ期治療は必ず必要ですか?

Ⅰ期治療のみで完了するお子さまもいますが、永久歯が生えそろった段階で細かな調整が必要になり、Ⅱ期治療へ移行するケースもあります。Ⅰ期治療で土台が整っていると、Ⅱ期治療の期間が短くなったり、抜歯を回避できたりする可能性があります。

通院の頻度はどのくらいですか?

治療中は1〜2か月に1回程度が目安です。経過観察の期間に入ると、3〜6か月に1回程度になります。土曜日も診療していますので、学校がある日を避けてご予約いただけます。

治療が終わったあと、後戻りしませんか?

歯は元の位置に戻ろうとする性質があるため、治療後は保定装置(リテーナー)で位置を安定させる期間が必要です。一般に、動かした期間と同程度の保定期間が推奨されます。また、口呼吸や舌の癖が残っていると後戻りしやすいため、癖の改善もあわせて行います。

指しゃぶりはいつまでにやめさせるべきですか?

3歳ごろまでの指しゃぶりは自然な行動とされています。4〜5歳を過ぎても続く場合は歯並びへの影響が出やすくなるため、少しずつ減らしていく働きかけが望ましいとされます。無理にやめさせようとすると逆効果になることもあるため、進め方をご相談ください。

口がいつもポカンと開いています。矯正で治りますか?

口呼吸は歯並びを乱す原因にも、矯正後の後戻りの原因にもなります。プレオルソのような筋機能にアプローチする装置は、この改善を目的のひとつとしています。ただし、アレルギー性鼻炎や扁桃・アデノイドの肥大など鼻の通りに原因がある場合は、耳鼻咽喉科での診察が必要になることがあります。

永久歯が生えてこない/乳歯が抜けないのですが。

永久歯が骨の中に留まっている(埋伏歯)、生まれつき本数が少ない(先天欠如)、生える向きがずれている、といった可能性があります。レントゲン検査で確認できますので、早めにご相談ください。状態によっては保険が適用される場合もあります。

兄弟・姉妹をまとめて診てもらえますか?土曜日も診療していますか?

はい。当院は一般歯科・小児歯科・予防歯科も行っており、ご家族でまとめて通っていただけます。診療は平日9:30〜13:00/14:00〜19:00、土曜日は9:30〜13:30です(日曜・祝日は休診)。ご予約の調整についてもお気軽にご相談ください。

志紀ファミリー歯科は、JR志紀駅前という立地を活かし、八尾市志紀町をはじめ柏原市・東大阪市・藤井寺市など近隣にお住まいの方にもご来院いただいています。診療時間・アクセスの詳細は診療時間・アクセスのページをご確認ください。

記事監修

医療法人薫歯会 志紀ファミリー歯科

院長 津田 凌佑

略歴

  • 朝日大学歯学部入学
  • UAB School of Dentistry研修
  • 朝日大学歯学部卒業 
  • 大阪歯科大学附属病院 口腔外科第2科 研修
  • 大塚歯科第3ビル診療所勤務
  • 医療法人薫歯会 あびこ大人こども歯科 クリニック勤務
  • 医療法人薫歯会 志紀ファミリー歯科 院長就任

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〒581-0031 大阪府八尾市志紀町3-10

電話072-949-9414

最寄駅
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診療時間
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14:00〜19:00 × ×

▲:9時30分~13時30分
休診日:土曜午後、日曜、祝日

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