志紀ファミリー歯科は、大阪府八尾市志紀町にある歯科医院です。JR関西本線「志紀駅」から徒歩1分、平日は夜19時まで、土曜日も13時30分まで診療しています。八尾市・柏原市・東大阪市エリアで、失った歯の治療をご検討の方はご相談ください。
歯を失ったとき、その部分を補う方法はひとつではありません。インプラント・ブリッジ・入れ歯にはそれぞれ長所と短所があり、すべての方にインプラントが最適とは限りません。当院では「一人でも多くの方に、ご自身の歯と同じように噛める喜びを知っていただきたい」という考えのもと、選択肢を公平にご説明したうえで治療方針を決めていきます。
当院のインプラント治療費

385,000 円(税込)
1本あたり/自由診療
インプラント体+アバットメント+被せ物(上部構造)を含む価格です。精密検査料、骨造成が必要な場合の費用は別途かかります。
※ 顎の骨が不足している場合は、検査後に患者さまに応じたオーダーメイドのプランをご提案します。インプラント治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。リスク・副作用についてはこちらをご確認ください。
こんなお悩みはありませんか
- 歯を失ったまま、そのままにしている
- 入れ歯が合わず、痛くて噛めない
- 入れ歯の金具が見えるのが気になる
- ブリッジのために健康な歯を削りたくない
- 硬いものが噛めず、食べられるものが減った
- 他院で「骨が少ないのでインプラントは難しい」と言われた
- 費用がいくらかかるのか分からず不安
- 手術と聞くと怖い。痛みや腫れが心配
- 持病や服用中の薬があり、受けられるか分からない
- 何年もつのか、後から追加費用がかからないか知りたい
ひとつでも当てはまる方は、まずは検査とご相談から始めてください。
検査の結果、インプラント以外の方法が適していると判断した場合は、その理由を率直にお伝えします。
歯を失ったまま放置するとどうなるか
「1本くらい大丈夫」と思われる方は少なくありません。しかし、歯は隣の歯や噛み合う歯と支え合ってバランスを保っています。1本失うと、その均衡が少しずつ崩れていきます。
| 起こること | 内容 |
| 隣の歯が傾いてくる | 空いたスペースに向かって隣の歯が倒れ込み、歯並びが乱れます。傾いた歯は磨きにくく、虫歯や歯周病のリスクが上がります。 |
| 噛み合う歯が伸びてくる | 相手を失った歯は、少しずつ伸び出してきます(挺出)。将来その歯を治療する際、選択肢が狭まることがあります。 |
| 他の歯への負担が増える | 失った歯の分の力を、残った歯が肩代わりします。負担が集中した歯は、破折や歯周病で失われやすくなります。 |
| 顎の骨が痩せていく | 歯根から骨へ伝わる刺激がなくなるため、その部分の骨は徐々に吸収されます。放置期間が長いほど、後からインプラントを希望されても骨造成が必要になりやすくなります。 |
| 噛む効率が下がる | 食べられるものが限られ、食事の楽しみが減ります。よく噛めないことは、消化や栄養にも影響します。 |
| 見た目・発音への影響 | 前歯や小臼歯の欠損では、見た目や発音に影響が出ることがあります。 |
歯を失ってから時間が経つほど、選べる治療法は少なくなっていきます。「まだ大丈夫」と思われている段階でご相談いただくことが、結果的に費用と身体への負担を抑えることにつながります。
インプラント・ブリッジ・入れ歯の比較
失った歯を補う方法は、大きく3つあります。どれが優れているというものではなく、失った歯の本数・位置、残っている歯の状態、ご予算、通院できる期間によって適した方法は変わります。判断の材料としてご覧ください。
| インプラント | ブリッジ | 入れ歯(義歯) | |
| 方法 | 顎の骨に人工歯根を埋め、その上に人工の歯を装着する | 両隣の歯を削り、橋をかけるように連結した被せ物を装着する | 取り外し式の装置で、歯ぐきに乗せて使用する |
| 周りの歯への影響 | 削らない/単独で自立する | 両隣の健康な歯を削る/支えの歯に負担がかかる | 部分入れ歯は金具をかける歯に負担 |
| 噛む力 | 天然歯に近い感覚で噛める | 比較的よく噛める | 天然歯より低下しやすい |
| 見た目 | 自然に仕上げやすい | 素材により自然に仕上げられる | 部分入れ歯は金具が見えることがある |
| 顎の骨 | 刺激が伝わり、骨が痩せにくい | 欠損部の骨は徐々に痩せる | 欠損部の骨は徐々に痩せる |
| 治療期間 | 約3〜6か月(骨造成を伴う場合はさらに長期) | 約2〜4週間 | 約1〜2か月 |
| 外科手術 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 保険適用 | 自由診療 | 条件により保険適用可 | 保険適用可(素材により自費) |
| 費用の目安 | 385,000円/本(税込) | 保険適用なら数千〜数万円。自費素材は別途 | 保険適用なら数千〜数万円。自費素材は別途 |
| お手入れ | 天然歯と同様の歯みがき+定期的な専門的ケアが必須 | ブリッジ下部の清掃に工夫が必要 | 毎日の着脱と洗浄が必要 |
| 注意点 | 手術に伴うリスクがある。全身状態により受けられない場合がある | 支えの歯を失うとブリッジ全体が使えなくなる | 慣れるまで違和感がある。定期的な調整が必要 |
当院ではインプラントを希望される方にも、まずブリッジ・入れ歯を含めた選択肢をご説明します。持病や骨の状態によっては、インプラント以外の方法をおすすめすることもあります。
インプラントとは(構造と仕組み)
インプラント治療は、失った歯の代わりに顎の骨へ人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。入れ歯やブリッジと違い、隣の歯に頼らず単独で自立するため、周りの歯を削る必要がありません。
Part 01
インプラント体(人工歯根)
顎の骨に埋め込むネジ状の部分。主にチタンまたはチタン合金が使われます。チタンは骨と結合しやすく、体になじみやすい金属として長く使われてきました。
Part 02
アバットメント(連結部)
インプラント体と被せ物をつなぐ部品です。歯ぐきの形や噛み合わせに合わせて選択します。
Part 03
上部構造(被せ物)
実際に見える人工の歯の部分。セラミックやジルコニアなど、周囲の歯となじむ素材で製作します。
なぜ骨と結合するのか
チタン製のインプラント体を骨に埋め込むと、時間の経過とともに骨の細胞が表面に結合していきます(オッセオインテグレーション)。この結合ができて初めて、しっかりと噛む力を支えられるようになります。手術後に一定の治癒期間を設けるのは、この結合を待つためです。
当院のインプラント治療の特徴
切開を最小限に抑える処置(フラップレス)
従来のインプラント手術では、歯ぐきを切開してめくり、骨を目で確認しながらインプラントを埋め込みます。当院では、CT検査と事前のシミュレーションによって埋入位置を綿密に計画したうえで、条件が整った症例では歯ぐきを切開せずにインプラントを埋め込む方法(フラップレス)を採用しています。
切開と縫合を伴わないため、術後の腫れや痛みを抑えやすく、治癒までの期間も短くなる傾向があります。手術は院長が担当します。

フラップレスはすべての症例に適用できる方法ではありません。骨の量や形態、歯ぐきの状態によっては、安全性を優先して従来どおり切開を伴う方法を選択します。適用の可否は、CT検査の結果をもとに判断します。
CT・シミュレーション・サージカルガイドの活用
CT(3Dレントゲン)で顎の骨の厚み・高さ・神経や血管の位置を三次元で把握し、シミュレーションソフト上で最適な埋入位置・角度・深さを設計します。
さらに、その計画どおりに手術を行うための手術用ガイド(サージカルガイド)を使用します。ガイドを口の中に装着することで、計画した位置へ短時間で正確に埋め込むことができ、手術時間の短縮と身体への負担軽減につながります。

長期使用を見据えたインプラントの選択
当院では、Osstem(オステム)社製のインプラントシステムを採用しています。世界各国で使用実績のあるメーカーの製品で、パーツの供給体制が安定していることも、長く使っていただくうえで重要な要素と考えています。

難しい症例のご相談も承ります
「骨が足りないのでインプラントは難しい」と他院で言われた方も、骨造成を併用することで治療が可能になる場合があります。まずはCT検査で骨の状態を確認させてください。
骨が不足している方への治療
歯周病で歯を失い、その後顎の骨が吸収されている場合、インプラント治療を行うためには一定の骨量が必要です。骨が不足している場合には、次のような治療を追加で行うことがあります。
骨再生療法(GBR)
Guided Bone Regeneration
| 内容 | 骨が吸収された部分に骨補填材を置き、その上にメンブレンと呼ばれる膜をかけて、新しい骨が再生するのを促す方法です。 |
| 適応 | 骨の幅や高さがやや不足している場合。 |
| 期間 | 骨ができるまで数か月の治癒期間が必要です。インプラント埋入と同時に行う場合と、先行して行う場合があります。 |
サイナスリフト/ソケットリフト
上顎洞挙上術
| 内容 | 上顎の奥歯付近で骨の高さが不足している場合に、上顎洞(サイナス)の底を持ち上げて骨補填材を入れ、骨の厚みを増やす手術です。 |
| 使い分け | 不足量が大きい場合はサイナスリフト、比較的少ない場合はソケットリフトを選択します。 |
| 期間 | 骨が安定するまで数か月を要します。 |
これらの治療は、インプラントを適切に埋め込むための骨の環境を整えることが目的です。状況によっては、複数の方法を組み合わせて行うこともあります。ご自身に適した治療法を見つけるためにも、歯科医師との相談が必要です。治療に関して不安があれば、ぜひご相談ください。
骨造成は、インプラント本体とは別途費用がかかります。また、外科的な処置が追加されるため、腫れ・痛み・感染などのリスクも上乗せされます。必要性と費用、リスクについては、CT検査の結果をもとに事前に詳しくご説明します。
治療の流れ
お困りの状況、ご希望、既往歴・服用中のお薬などをお伺いします。インプラントを含めた選択肢の概要と、おおよその費用・期間をご説明します。
CTで顎の骨の量と質、神経や血管、上顎洞の位置を三次元で確認します。あわせて虫歯・歯周病・噛み合わせの状態も検査します。
シミュレーションをもとに、埋入本数・位置、骨造成の要否、期間、費用の総額、リスクをご説明します。ご納得いただいてから治療に進みます。
虫歯や歯周病がある場合は、先に治療します。細菌が多い状態で手術を行うと、感染のリスクが高まるためです。喫煙されている方には、この時期からの減煙・禁煙をお願いしています。
局所麻酔のうえ、計画した位置にインプラント体を埋め込みます。サージカルガイドを使用し、条件が整えば切開を伴わない方法で行います。1本あたりの手術時間は比較的短時間です。
インプラント体と骨が結合するのを待ちます。下顎は約2〜3か月、上顎は約4〜6か月が一般的な目安です。この間、必要に応じて仮歯を使用します。
アバットメントを装着し、歯ぐきの形が整ったところで被せ物の型取りを行います。手術方法によっては二次手術が不要な場合もあります。
完成した人工の歯を装着し、噛み合わせを細かく調整します。ここで治療は一区切りとなります。
インプラントを長く使っていただくために、定期的な検診とクリーニングが欠かせません。噛み合わせの変化やネジのゆるみもあわせて確認します。
治療期間の目安
| ケース | 治癒期間の目安 | 治療開始から完了までの目安 |
| 下顎(骨造成なし) | 約2〜3か月 | 約3〜4か月 |
| 上顎(骨造成なし) | 約4〜6か月 | 約5〜7か月 |
| 骨造成(GBR)を併用 | +約4〜6か月 | 約8か月〜1年 |
| サイナスリフトを併用 | +約6か月 | 約1年〜1年半 |
上記は一般的な目安です。骨の質、埋入本数、全身状態、治癒の経過によって期間は変わります。実際の見込みは精密検査の結果をもとにお伝えします。
費用と内訳
インプラント治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。治療を始める前に、費用の総額と内訳を必ずご提示し、ご同意をいただいたうえで進めます。表示価格はすべて税込です。
| 項目 | 内容 | 費用(税込) |
| インプラント治療(1本) | インプラント体+アバットメント+上部構造(被せ物)を含みます | 385,000円 |
| 精密検査・診断料(CT撮影含む) | CT撮影、シミュレーション、治療計画の立案 | 33,000円 |
| サージカルガイド製作 | 計画どおりの位置に埋入するための手術用ガイド | 無料 |
| 骨再生療法(GBR) | 骨補填材・メンブレンを用いた骨の再生処置 | 55,000〜110,000円 |
| ソケットリフト | 上顎奥歯の骨の高さがやや不足している場合 | 110,000円 |
| サイナスリフト | 上顎奥歯の骨の高さが大きく不足している場合 | 110,000円 |
| 仮歯(必要な場合) | 治癒期間中の見た目・機能を補います | 無料 |
| 定期メンテナンス | 治療完了後の検診・専門的クリーニング | 保険内 |
保証について
インプラントは、装着後のメンテナンスの状況によって経過が大きく変わります。当院の保証制度の内容(保証期間、対象範囲、定期メンテナンス受診が条件となるかなど)については、カウンセリング時に書面でご説明します。
デンタルローン・医療費控除
デンタルローン(JACCS)もご利用いただけます
費用面が心配な方は、JACCS(ジャックス)のデンタルローンをご活用いただけます。JACCSが患者さまに代わって歯科医院へ治療費を立て替え払いし、患者さまはJACCSへ分割でお支払いいただく仕組みです。スマートフォン・タブレットからWebでお申し込みいただけます。
医療費控除の対象になります
咀嚼機能の回復を目的としたインプラント治療は、医療費控除の対象となります。年間の医療費が一定額を超えると、確定申告により所得税の還付が受けられることがあります。領収書は大切に保管してください。詳しくは所轄の税務署または国税庁のホームページでご確認ください。
慎重な検討が必要な方
インプラントは外科手術を伴う治療です。次に該当する方は、治療が受けられない場合や、事前に主治医との連携・体調の管理が必要になる場合があります。該当する可能性がある方は、必ず事前にお知らせください。
| 項目 | 理由・対応 |
| 顎の成長が終わっていない方 | 成長期のお子さま・未成年の方は、骨の成長が終わるまで待つ必要があります。 |
| 重度の糖尿病 | 血糖のコントロールが不良な場合、感染リスクが高まり、傷の治りも遅くなります。数値が安定していれば治療できる場合があります。主治医と連携して判断します。 |
| 骨粗鬆症の薬を服用中の方 | ビスホスホネート製剤などを服用中の場合、顎骨壊死のリスクが指摘されています。薬剤名・服用期間を必ずお知らせください。主治医への確認が必要です。 |
| 抗血栓薬を服用中の方 | 出血が止まりにくくなる可能性があります。自己判断で中止せず、主治医と相談のうえ対応を決めます。 |
| 心疾患・脳血管疾患のある方 | 手術時の体への負担を考慮する必要があります。主治医の許可が必要になる場合があります。 |
| 喫煙されている方 | 血流が悪くなり、骨とインプラントの結合が妨げられやすく、インプラント周囲炎のリスクも高まります。治療の成功率を下げる要因として広く知られています。減煙・禁煙をお願いしています。 |
| 重度の歯周病がある方 | 先に歯周病治療を行い、口腔内の細菌をコントロールしてから手術を行います。 |
| 強い歯ぎしり・食いしばりのある方 | 過度な力がかかり、上部構造の破損やインプラントのトラブルにつながることがあります。ナイトガードの併用などで対応します。 |
| 妊娠中の方 | レントゲン撮影・投薬・手術時の負担を考慮し、出産後の治療をおすすめしています。 |
| 定期的な通院が難しい方 | インプラントはメンテナンスを前提とした治療です。通院を継続いただけない場合、長期的な安定は望めません。 |
リスク・副作用
インプラント治療には、次のようなリスク・副作用があります。ご検討の際は、期待できる効果とあわせて必ずご確認ください。
| 項目 | 内容 |
| 痛み・腫れ・内出血 | 手術後、数日間は痛みや腫れ、皮下の内出血が生じることがあります。骨造成を併用した場合は程度が大きくなる傾向があります。 |
| 出血 | 手術中・手術後に出血することがあります。抗血栓薬を服用中の方は特に注意が必要です。 |
| 感染 | 手術部位が細菌に感染することがあります。感染した場合、インプラントの除去が必要になることもあります。 |
| 神経・血管の損傷 | 下顎では下歯槽神経、上顎では上顎洞に近接する部位で手術を行うため、まれに知覚の異常(しびれ)や上顎洞への影響が生じる可能性があります。CTによる事前計画で、このリスクを低減します。 |
| 骨との結合が得られない | まれに、インプラント体と骨が結合せず、除去・再手術が必要になることがあります。喫煙、糖尿病、骨質などが要因となります。 |
| インプラント周囲炎 | 歯周病に似た炎症で、進行するとインプラントを支える骨が失われます。定期的なメンテナンスを受けないと発症リスクが高まります。 |
| 上部構造の破損・脱離 | 被せ物が欠けたり、ネジがゆるんだりすることがあります。強い噛みしめや歯ぎしりのある方は起こりやすくなります。 |
| 審美的な変化 | 経年により歯ぐきが下がり、被せ物との境目が見えるようになることがあります。 |
| 金属アレルギー | チタンはアレルギーが起こりにくい金属とされていますが、ごくまれに反応が生じることがあります。既往のある方は事前にお知らせください。 |
| MRI検査への影響 | チタン製インプラント自体はMRI検査を受けられますが、撮影部位によっては画像に乱れ(アーチファクト)が生じることがあります。検査時は歯科インプラントがある旨をお伝えください。 |
| 治療期間の延長 | 治癒の経過や骨造成の状況によって、当初の予定より期間が延びることがあります。 |
| メンテナンスが前提 | 治療後も継続的な通院とセルフケアが必要です。これを怠ると、長期的な安定は得られません。 |
治療の効果や経過には個人差があり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。上記以外にも、患者さまの全身状態や口腔内の状況に応じたリスクを事前にご説明したうえで治療を開始します。
インプラント周囲炎とメンテナンス
インプラントを長く使えるかどうかを最も大きく左右するのが、インプラント周囲炎への対策です。これは「インプラントの歯周病」とも呼ばれる病気で、放置するとインプラントを支える骨が失われ、最終的に抜け落ちてしまいます。
天然歯より進行が速い理由
天然歯は歯根膜という組織を介して骨とつながっており、この歯根膜が細菌の侵入に対する防御の役割を果たしています。一方、インプラントは骨と直接結合しているため歯根膜がなく、細菌への抵抗力が天然歯より弱いとされています。さらに、痛みを感じにくいため気づくのが遅れがちです。
初期のサイン
歯みがきのときに歯ぐきから出血する、インプラント周りの歯ぐきが赤く腫れている、口臭が気になる、といったサインが見られたら早めにご相談ください。進行するとインプラントがぐらついてきますが、その段階では骨の吸収がかなり進んでいます。
当院のメンテナンス
3〜6か月ごとの定期検診で、次の項目を確認します。
| 確認項目 | 内容 |
| 歯ぐきの検査 | インプラント周囲の溝の深さ、出血の有無を確認し、炎症の兆候を早期に把握します。 |
| レントゲン検査 | 周囲の骨の高さに変化がないかを、経時的に比較して確認します。 |
| 噛み合わせの確認 | 天然歯は少しずつ動くため、時間の経過とともに噛み合わせがずれることがあります。過度な力がかかっていないか調整します。 |
| ネジのゆるみの確認 | 上部構造やアバットメントのネジのゆるみを確認します。 |
| 専門的クリーニング | ご自宅では落としきれないバイオフィルムを、専用の器具で除去します。 |
| セルフケアの指導 | インプラント周囲に適した歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの使い方をお伝えします。 |
インプラントは「入れたら終わり」の治療ではありません。むしろ装着してからが本番です。当院は一般歯科・予防歯科・歯周病治療も行っていますので、治療後も同じ医院で継続してお口全体を管理できます。
よくあるご質問
手術は局所麻酔のうえで行いますので、処置中の痛みは抑えられます。麻酔が切れたあとに痛みが出ることがありますので、鎮痛薬をお渡しします。当院では条件が整った症例で切開を伴わない方法を採用しており、術後の痛みを抑えやすい傾向があります。ただし痛みの感じ方には個人差があり、まったく痛みがないとお約束するものではありません。
腫れのピークは術後2〜3日で、その後1週間ほどかけて落ち着いていくのが一般的です。切開を伴わない方法では腫れが軽度で済むことが多く、翌日から通常どおり過ごせる方もいらっしゃいます。骨造成を併用した場合は腫れが強く出やすいため、予定に余裕をもって手術日を設定することをおすすめします。
1本のみで骨造成を伴わない場合、埋入自体は短時間で終わります。準備や術後の確認を含めて、当日のご来院は1時間程度を見込んでください。本数が多い場合や骨造成を併用する場合は、より時間がかかります。
骨造成が不要な場合、下顎で約3〜4か月、上顎で約5〜7か月が目安です。骨造成を併用する場合は、約8か月〜1年半かかることもあります。インプラント体と骨が結合するのを待つ期間が必要なためです。
インプラント1本385,000円(税込)で、インプラント体・アバットメント・被せ物を含みます。このほかに精密検査・診断料がかかり、顎の骨が不足している場合は骨造成の費用が別途必要です。総額は精密検査のあとに書面でご提示し、ご同意をいただいてから治療を開始します。
インプラント治療は原則として自由診療(保険適用外)です。ただし、腫瘍や外傷による顎骨の欠損、先天的に顎骨の3分の1以上が連続して欠損しているなど、限られた条件で保険が適用される場合があります。該当する可能性がある場合は、検査のうえでご説明します。
咀嚼機能の回復を目的としたインプラント治療は、医療費控除の対象となります。デンタルローンをご利用の場合も、ローン会社が立て替えた金額が控除の対象になります(金利・手数料相当分は対象外)。領収書や契約書は保管しておいてください。
定期的なメンテナンスを受けている方では、10年以上良好に機能しているという報告が多くあります。ただし、寿命は喫煙・糖尿病・歯ぎしり・清掃状態・メンテナンスの受診状況によって大きく変わり、一律に「何年もつ」とお伝えすることはできません。長く使えるかどうかは、治療後の管理にかかっています。
年齢そのものによる上限はありません。顎の骨の状態と全身の健康状態が問題なければ、70代・80代でも治療を受けられる方はいらっしゃいます。一方、顎の成長が終わっていないお子さま・未成年の方は適応外です。
コントロールされていれば治療できる場合があります。糖尿病では血糖値が不安定だと感染リスクが高まり傷の治りも遅くなるため、主治医と連携して判断します。高血圧の方も、数値の管理状況を確認したうえで進めます。お薬手帳をご持参ください。
ビスホスホネート製剤などの骨吸収抑制薬を服用中の場合、抜歯やインプラント手術後に顎骨壊死が起こるリスクが指摘されています。服用を自己判断で中止せず、必ず薬剤名と服用期間をお知らせください。主治医に照会したうえで、治療の可否と方法を判断します。
喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、インプラントと骨の結合を妨げる要因として広く知られています。インプラント周囲炎のリスクも高まります。治療の成功率を上げるため、手術前後の期間だけでも減煙・禁煙にご協力ください。
骨造成(GBR、サイナスリフト、ソケットリフト)を併用することで、治療が可能になる場合があります。まずはCT検査で骨の量と質を三次元的に確認させてください。検査の結果、それでも難しいと判断した場合は、その理由と代わりの選択肢を率直にお伝えします。
可能な場合が多くあります。長く入れ歯を使われていた方は骨が痩せていることがあるため、CT検査で状態を確認します。すべての歯を失っている場合、数本のインプラントで入れ歯を安定させる方法もあります。
インプラント体には主にチタンまたはチタン合金が使われます。チタンはアレルギー反応が起こりにくい金属とされ、医科でも人工関節などに広く使われています。ただし、ごくまれに反応が生じることがありますので、金属アレルギーの既往がある方は事前にお知らせください。
チタン製のインプラントは磁性を持たないため、MRI検査を受けること自体は可能です。ただし、頭頸部の撮影では画像に乱れ(アーチファクト)が生じることがあります。検査を受ける際は、歯科インプラントがあることを担当医にお伝えください。
3〜6か月ごとの定期検診をおすすめしています。インプラントは天然歯より細菌への抵抗力が弱く、痛みが出にくいため異常に気づきにくいという特徴があります。定期的に専門的なチェックとクリーニングを受けることが、長く使うための条件です。
インプラントの周りの歯ぐきや骨に起こる炎症で、「インプラントの歯周病」とも呼ばれます。進行するとインプラントを支える骨が失われ、最終的に抜け落ちてしまいます。痛みが出にくいため気づきにくく、定期検診での早期発見が重要です。歯みがき時の出血、歯ぐきの腫れ、口臭は初期のサインです。
もちろんです。カウンセリングでは、インプラント以外の選択肢もあわせてご説明します。診療は平日9:30〜13:00/14:00〜19:00、土曜日は9:30〜13:30です(日曜・祝日は休診)。JR志紀駅から徒歩1分です。
インプラント治療は、手術で終わりではなく、治療後のメンテナンスを長く続けていただく治療です。だからこそ、通いやすさは大切な条件のひとつになります。診療時間・アクセスの詳細は診療時間・アクセスのページをご確認ください。
記事監修

医療法人薫歯会 志紀ファミリー歯科
院長 津田 凌佑
略歴
- 朝日大学歯学部入学
- UAB School of Dentistry研修
- 朝日大学歯学部卒業
- 大阪歯科大学附属病院 口腔外科第2科 研修
- 大塚歯科第3ビル診療所勤務
- 医療法人薫歯会 あびこ大人こども歯科 クリニック勤務
- 医療法人薫歯会 志紀ファミリー歯科 院長就任













